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rail road journey・大浦天主堂


・・・つきました大浦天主堂。



一旦 射しこんだ日光は またも曇り、

それが返って剥げかけの白亜を

雲の上に浮かびあがらせて...



白玉楼・・・天の宮殿



とも言へる雰囲気よな。

もしも本当にあるとせば、

天にある宮としてのイメージつながりで...



この天主堂が まっ先に 結びついた。



段一段、

足で嚙みしめるように踏みしめて

ゆっくりゆっくり迫ってく...信じられない。



今ここに来てるの



夢みごちとも違う。

夢なら造りや構えが、

こんなに細やかなわけないもの。



" 日本之聖母 "

マリア観音ともマリア菩薩とも

称される...聖マリア様が...そこに。



(( ぅぁぁ...来ました、マリア様。))



つかの間の無呼吸...

息を呑み我れも忘れて、

みつめつづけていたかもしれなかった。



まどろむように

浮かぶ 頬笑み 浅くても、

祈りは深く すみずみへ 浸透してゆく...



その お心が 慕わしくも望ましいのです。



瑣末なできごとに

きもちは すぐ 揺れる、

崩折れそうにもなるから。



そこいら喧噪の

中心に いながら よそとして、

み胸は しじまに包まれる その御姿は...



斯くも気高き 。



お足元を

照らす三日月は、

光り さやかに 翳りも 潤うみしよ。



聖マリア



貴女様と お逢いできて 良かった。

生きとし生ける生類の母にして、

全世界の...



宝なる。


*-*-*-*-*

rail road journey・祈念坂へ3

メアテは大浦天主堂。

ユクテに待ちかまえていたは

かわいい門番さん. . .ここにもね。



ナゾナゾ出題してきそう



人面ぢゃないけど、

スフィンクスっぽゅいポーズと

かぶるんだもの 多分に この坂マジック。



人語を話しだしても

すんなり受けいれられそうよ. . .

ムードのある 仏頂お面な 猫ちゃんだ。



「 こんにちは・° 」



門番さんへ

しずかに右手の甲を差しだしたのは、

匂いの通行証提示...通るの許してくれるかな?



鼻先を

ちょっとだけ手に近寄せて、

軽くキスするみたいにチュッチュッチュッ...



匂いチェックする。



門番さん、

あとは微動だにしなかった。

さようでござますか しからば okayね. . .



√¨ ¨ぐる ぐる ぐるぐる ぐうぅうぅー



お礼に

ちょこっとアゴ撫でしたら

喉を鳴らして ご満悦、見送られましたのです。



緑り葉の蔭と

木洩れ陽のレエスが、

時を架ける坂道に敷かれて. . .



暑気が払われ爽やかげ



いい気分。

大浦天主堂の背も

よく見える...そろそろ着くや。



西洋建築と日本建築...融けあいの妙。

異国というより異次元日本に

ワープしちゃった感じ。



されど現実



れっきとした、

日本なのです国内ですなの。

言い聞かせてまで取り戻す世俗感。



このとき、

天主堂はお色直し中

だった...ような...憶えが...。



それにしましても



漆喰が剥がれて

色落ちした壁ですら、

なかなか 風合い よろしくて。



これはこれで好き. . .だったな。



信徒発見の

エピソードに包まれた

舞台まで...あともう50歩100歩?



√ サラ..サラ.. .サラサ. ..ラサラササ



草木から

ただよふ葉っぱの

涼しい香り...鼻腔が擽ったくなるよ。


*-*-*-*-*

rail road journey・祈念坂へ2


坂道へ

つづくレンガの小径、

風通しが良くてきもちいいな。



吹 き ぬ け る 開 放 感



手放し大股、

背すじ ぐーんと 伸ばして

歩きたいほうへ.. .タッタカタッタッタッ. . .



自 由 だ ぁ・°



南山手レストハウスに寄ると、

薔薇の手入れをしている

世話人さんがいた。



^-^)

「 どうぞ。入れますよ。」



なにぶん朝早い。

入館してよいやらか、

足踏みしてると世話人さんから声が掛かる。



( ・_・)⌒ ~ ⌒ )

・「  ありがとうございます。」

☆(・o・ )⌒ ~ ⌒ )

・「  綺麗ですね、よく手入れされてますね。」

^-^)

「 季節になるともっときれいですよ。」



°・. (´ -`*)

((  まぢ  きれぇい お花  ))



挨拶がてらの

会話を二言三言...は、

伴侶にまかせきって花見に興じ. . .



うっとり うつつ うつけ気味・°



^-^)

・「  どうぞゆっくり見ていってください。」

・. ...Σ(° o °* ) ‼︎

「  お花、とってもきれいですねっ。」



世話人さんの

まなざしが私にも向いていた、

やっと気づけての一言. . .ズ レ る。



ようこそ 。・ . いらっしゃい・ .。・



まばら咲く薔薇たちは小首を

かしげて歓待するような...

愛らしいのだわ。



世話人さんに会釈をして入った。



グラバー園に

ほど近いこのレストハウスは、

江戸幕末に建てられた居留地住宅だったそう。



国で指定した

伝統建造物でもあるとか。

煉瓦と瓦の和洋ミックス館は、



な ん て っ た っ て 無 料 で す。



館内は飾り気がなく、

こざっぱりとして質素。

花咲く お庭が のどかだわ。



奥まったところにある

休息室のテーブル上には、

ペンとノートが置かれてあって...



手に取りページをぱらぱら捲る。



十人十色の

感想が寄せられた...

ある意味これなども回覧お便りね。



次から 次に 次々に. . .綴り送る、思い出。



旅した人の

いろんな気持ち辿るうち、

ついぞ読みふけってしまったよ。



正 面 玄 関 か らExit。

祈念坂へ抜けでるなり...

魅いられちゃうわ、



ナガサキview



瓦屋根の向こう側、

長崎湾を抱えた山の斜面に立つ家々、

とんがる三角ヒスイ色は大浦教会テッペン塔。



ぁぁ...着いた、祈りの坂。


そうと

呼ばわるこの階段坂は、

昔むかしの修道女や宣教師たちも


往き来したがために名付かったという。



とすれば。


考えごとや思索に

ぴったりはまる瞑想路とも

言えませう...何が何でも是が非でも...


一度は訪れてみたかったのでして。



上りましょう下りましょう。

年季の入る段段を踏みしめるたび、

前時代と現代かさなりあう幻おぼろ。



あ。...いた。


ここじゃ人っこ一人よりも

多いんだもの猫ちゃんは、

坂の主でしてよ。


...ん?



...こっち見てる。

...立ち止まったまま、

...しばらくこっち見てる。



...待ってる?



まさか。

そんなマサカ坂でしょ祈念坂。

思わせぶりね...じぃと...立ち尽くして。



不 可 思 議 千 万 だ か ら か し ら ん



この身も、

うごかないうごけない。

キャッツアイにみつめられた神秘の力...?



いいえ



違うの、

追いかけたくないの、

観ていたいのは君たちの自然な暮らしぶり。



どこへともなく...なんてないか。

祈りの坂乃小路は猫たちに

おあつらえ向きの住み処。



せめて石畳に君の姿みえぬまで...



わたしが待ったさ。

小さなホールに刻まれた

市章五芒星が今にも燦めきそう、



日の照ってきた祈念坂にて・・・朝。


*-*-*-*-*