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rail road journey・祈念

この日 この時 この場所には、

人種も宗教も立場も越えて

さまざまな人がいた。



遺族。

一般参列者。

国内外のTVクルー。



クリスチャンは十字を切り、

僧侶や仏教徒は合掌し、

無宗派は黙祷を。



それぞれに

祈りの型は違っても、

献げる弔いと願いは...通じあう。



祈念像につづく

式典広場を進んでゆく。

一歩. . .一歩. . .また一歩と、



歩み ゆるやかな この速度は...



まさに今、

誰かが祈ってる想いの尺分。

じっくり列は動いて...その面前に臨む。



平和祈念像. . .御前。



戦歿者たちの冥福を祈る表情。

平らを保つ左手腕は長久の平和を。

空へ伸びやかな右手指は原爆を指し示す。



広島と長崎、

その次などないのだと。

三度と同じ過ちがあってはならない...



ダイナミックな祈りの姿。



観たものの巨きさに、

心は 何かを 受け取った...けれど、

言い表わすには時が満ちたりなくて。



それでも、

この旅の途にあり

体感したことがひとつ...



平和を

希求する心だけは

何人たりとも隔たりない



順番が

めぐって前に出たとき、

僧侶さんにならい手を合わせたわ。



合掌



それが、

私たちにもできた精一杯。

顔を上げて祈念像をみつめた数秒は...



魂に刻んだ永遠の刹那。



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